そして川に戻る

 金曜日の公演を終えて、いよいよ、2日、3ステージを残すだけとなりました。

 でも、まだ各回お席はありますから、当日券でも、フラリと来てみて下さい。
 
 今夜はいつもの、終演後開催演劇界飲み会から、はぐれてしまい、流離ったあげく、ごく少人数で、お食事会になりました。

 そこに韓国からの留学生、ユジンとそのご友人のアラさんが参加してくれました。
 昨年、韓国でやった お伽の棺 の美術プランを立ててくれた、ジョン先生の教え子で、
 扉座ソウル支局の、キムムーニーを通じて、受け入れ劇団になって欲しいと頼まれました。

 ユジンは、照明の勉強がしたいので、うちの照明スタッフに付いて、学んでいます。
 この舞台では、研修を兼ねてピンスポットをやってくれています。

 で
 焼き肉なんかしつつ、韓国の思い出とか語りつつ、こじんまりと。
 仁川まで取材しに来てくれた、元ぴあの本田君もいたので、更に話題は盛り上がりました。
 あとは、赤星と
 乱童 ビジュアルデザインの吉野さんと。

 ずーっと、居酒屋メシみたいなのが続いたので、久しぶりに、ゆったりとご飯を食べたという感じでした。
 
 街は、すでに年末の気配で、特に今夜は、賑やかに盛り上がっておりました。
 タカシマヤの、イルミネーションも点灯しています。

 そんななか、
 扉座には珍しい静かな芝居を、やっています。
 不況で、先行きがかなり不安な時です。

 そしてどこの劇場も、イマイチ盛りあがりに欠けているそうです。
 そりゃ、芝居見物なんて、そんな余裕ないよ、っていう、ことでしょう。
 
 でもね、
 こんな時だからこそ、劇場に、て考え方もありますよね。

 お金の損得を問われたら、何も言えなくなりますけど
 お金じゃない、価値を、みんなでみつけなきゃ、やっていけない時代ですからね。
 
 今、この時こそ、真の傑作が生まれたり、文化芸術が輝いて、人を救う時だと、
 ちょっと大袈裟だけど、

 私はそう信じています。
 皆さんの応援がじわじわと劇場に、新たな波を引き起こしつつあります。
 それを日ごと、肌で感じてやっています。

 たくさんのご声援をありがとうございます。


  


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