すみだパークスタジオ 倉

 昨日は、ラブ×3 の稽古。
 すでに すみだパーク内の 新スタジオ(倉)に装置と客席を組み、稽古している。

 これが
 なかなか期待の持てる新空間になっている。

 そもそも ベニサンピット みたいな本格的な公演が出来るスタジオが、すみだにもあれば良いねと、
 スミダパークの方たちと、十数年前から語り合っていた。

 それがいよいよ実現したワケである。
 ベニサンピット なきあと、ここが新しい演劇のメッカになることを願う。
 んで、その こけら落とし みたいな公演に、ラブ×3 がなっているのである。

 というか、まあ、実質は試運転みたいなものではあるが。
 それでも

 昨日、通し稽古を見た限りでは、ここ数年、六行会の立派なホールでやってきた公演が、
 ギュとつまった小空間で、役者の汗が見えるキョリとなり

 荒削りだけど、ひたすら必死な情熱みたいなのは、ぐっと伝わりやすくなり、
 原点に返った 気がした。

 ここは扉座も本公演をしなきゃ、いけない場所であると、強く思った。

 らぶ×3 を見たことがない方も、大勢おられると思うが、この機会に、新しい演劇メッカ巡業として、覗きに来てくれるといい。

 建築中の新タワーも間近で、見上げられます。

 そして肝心の らぶ×3 であるが
 今回は、劇団員たちがいつもより大勢、担当作品を受け持ち、稽古につきあっている。
 総力戦の装いで

 そうは言わないけど、内心は、密かに競い合っている。
 それが、緊張感を生んで、良い効果が出ていると思う。

 我々のホームで、先輩たちが、入れ替わり立ち替わり、後輩たちの面倒を見て。
 ここで公演をする。

 劇団にしか出来ないことである。
 繋がりの希薄な、ユニット 流行の昨今、四六時中一緒にいて、しかも
 先輩後輩なんていう前近代的な 秩序があって、

 イマドキ、流行遅れも甚だしいスタイルであるが
 そこにある力は、大きいと私は思う。

 そんな 新境地の らぶ×3 ご期待下さい。


 
 
 

 
 

 

 
  


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