猛暑お見舞い申し上げます
暑いすねえ。そして何から語れば良いのか、分からないぐらい、ぐわーっと日が経ちました。
歌舞伎のタノシミカタ は、存外の盛りあがりで終わり、涙涙の打ち上げとなりました。
猿之助さんもご来場下さり、えにしの少年と、手を取り合うという喜びもありました。
そして、すぐさま、歌舞伎ワークショップ。
これまた、笑三郎さんの素晴らしい講義で、昨年以上に充実したものになりました。
扉座部員たちが、タノシミカタ を経ての参加で、かなり歌舞伎エキスが行き渡っていたことも、大いなる進化でした。何より、皆が、歌舞伎好きになったのが、大きかったです。
んで、その間にも秋田・角館にて、アトムの俳優入れ替え稽古があったり、
MOPの解散公演を見守ったり、
横浜で、中学生演劇の講習会で、何かしゃべったり
安達ユージ が同時通訳で参加していた、大恐竜スペクタクル・ダイナソー を見たり、
ここに書くべきことはいろいろあったのですが、正直、その日を乗り越えるのが精一杯で、しかも、人が死ぬほど暑い日々で、くたばりつつ、凌いでおりました。
加えて、お知らせしなきゃイカンのは
前田慶次 の稽古が始まっていることであります。
先月辺り、かなり弱音を吐いていた慶次ですが、何とか稽古前までに体裁整い、脱稿とあいなり
愛之助さんも、大阪からこちらにいらして、今、都内で、
猛稽古中であります。
フジテレビの河毛さんとRUPの岡村俊一と、二人の演出とか、得体の知れぬ形態に見えてますが、
まあ、そこは私とは、どちらも旧知の仲で、
連ドラにかかってて、時間の取れない河毛さんの助っ人で、岡村君が現場を仕切って、回している状況です。
これも、そのうち細かくご報告しますけど、
ケッコー面白くなりそうです。
集まった出演者が極めてバラバラの印象なんだけど、それぞれに味わい深く、そしてなぜか不思議な調和がとれていて、稽古場が実に愉快であります。
歌舞伎ワークショップやりつつ、抜け出しては、覗きに行ったりしていたのですが、面白いので見てるうちに時間を忘れ
つい長居してしまったりして。
出演者それぞれ良いのですが、今回の特筆事項は角田信朗さんです。
Kー1の、あの人ですけど、これが見た目と存在感が豪傑役にぴったりなのは当然として
驚いたのは、初舞台という話なのに、すっげー芝居が上手なこと。
チラシだけ見たら、何か色物チックな登場に取られがちだと思うけど、たぶん見たら皆、びっくりすると思う。
清々しくありつつ色っぽい、愛之助さんと莫逆の友の、どこまでも無骨な豪傑の役だけど、このコンビ感が絶品です。
今から、通し稽古が楽しみです。