思いが伝われ

 今年2本目の劇団の新作である。
 年に2本は久しぶり。
 その間に、あれやこれややってきて

 疲れ果てている。

 当節、劇団なんて前世紀の遺物なのに。
 こんなに一所懸命やってるのは、オレらぐらいじゃないか。
 
 何のためになのかも、もう分からない。
 ただ、夢中でやっている。

 だから、アッという間に時が、日にちが経ってゆく。

 熱い協力者もいる。
 笑也さんとか、笑三郎さんとか。
 今年の共同作業のご縁で、稽古場に遊びに来てくれる。

 で
 稽古を見て、気づいたことなど、アドバイスしてくれる。

 何しろ、浄瑠璃をやっているので、それがとても貴重なものばかり。
 終わって、ご飯なんか食べにいく時も、雑談がそのまま勉強になる。参考になる。

 葵太夫に浄瑠璃の稽古して貰って、更にこんな贅沢なことが起きている。

 おもだかチームとは私個人は、もう20年近い付き合いだけど、劇団ぐるみでこんなに親しくなったのは、この1、2年である。

 そして、こんな素晴らしい仲間たちがパワーを与えてくれる以上、良いモノにしなきゃ申し訳ない。
 
 今、
 メンバー全員で、必死に宣伝活動をしている。
 厚木でも、我々の応援団と仲間たちが、懸命にお客さん集めに奔走してくれている。

 これだけ精力と情熱を注ぎ込んだ舞台、一人でも多くの人に見て貰いたい。

 この不況で、芝居ところじゃないという人も大勢町にいる。
 でも、そんな人の心も、鷲掴みにして揺さぶりたい。
 芝居どころじゃないのに、芝居で泣かしたい、元気にしたい。

 本気でそう願って、毎日稽古している。

 どうか皆さんのお力を貸して頂きたい。
 
 


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