発熱

 昨日、最後の通し稽古を見ている時から、にわかにカラダに悪寒が走った。

 今思ったけど オカン て関西では、母親だ……
 まあ、カラダに オカン が走るのも、穏やかではないが。

 これはまずいなあ、と思いつつ、速攻帰ったが、その後、カラダが動かなくなった。

 体温は計らない主義なので、真実は分からないけど、発熱してた。
 なんで計らないかと言うと、数値を見た途端、気力が失せてしまうからである。

 わしは
 ああ、俺、病人なんだ……
 と認識すると、がぜん、病人モードになる傾向がある。
  
 だから、熱があっても、分からない状態に止めないと、いろんなことが停止してしまうのである。

 だが、昨夜の熱は、そんな気持ちの問題以前に、カラダを停止させ、午後8時から、睡眠というカタチに突入したのだった。

 まあ、美浜文化ホールのオープニングイベントの準備あたりから、ここまでまったく休みナシだったから、
 最後の通しで、どーっと疲れが出たのであろう。

 目に見える、仕事とは別に、
 11月にある、明治座のホン書き も同時進行していたのである。
 
 それも何とか、ここ数日でやり終えた。

 さて、ここから一気に ドリル貫通 というところだったのだが。

 まあ、今日は仕込みなので、わしは行く必要もない。
 
 ひたすら、静養に勤めることにする。

 今、思ったが
 疲れが出る 
 って。
 
 出る前の疲れは、いったい、どこに溜まってるんだろう。
 
 その溜まった様子を見てみたいような、見たくないような。
 
 
 


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