ひとつ終わって

 リボンの騎士 は無事にと言うか、素晴らしく仕上がって、終わった、と思いたい。

 稽古から本番に至る日々は無我夢中で、ちょぃと客観性を欠いていた気がするので、評価は他の人の感想を待とう。

 ただこれだけは言えるのは、とても充実していて、タイヘンだったけど、その分を補って余りある、やり甲斐に満ちた現場だったということ。
 
 何よりもまたたくさんの仲間を得た。それも年若く可能性に満ちた若者たち。
 それは今回だけのことでなく、この3年の横浜での活動の中で。

 たとえば
 渡り廊下走り隊 のメンバーが、リボンの騎士 をちゃんと見に来てくれるんだもの。
 コレ出たかった、とか言って。
 今回の出演者と話していたり。

 つながりがつながりを生んで、思わぬ方向にも広がっていくのである。
 この場所で。

 こういうことがいつの日か、大きな果実として実るだろうと、期待せずにはいられない。  
 
 3年続いたアーツ・フュージョンは、これで一応の決着を迎えた。
 寂しいし、ここまで育ってきたのに、無念だと思う反面、
これをステップとして、また新たな課題や仕事をみつけるべき時なのだ、と納得したい自分もいる。

 表現における停滞は、悪だからね。
 我々はもっと面白く、刺激的で、やり甲斐のあるものを求めて行くべきなのだ。
 感傷に浸っている場合じゃない。
 次に、次に。

 3年前、かなり行き詰まっていた、アーツフュージョンという企画の担当になった、文化課の方が、昔、青少年センターに勤務してらして、扉座となる前の善人会議と関わった縁を思い出して、声をかけて下さった。

 ともかくやってみようと手探りで始めて、結構冷ややかな扱いを受けたと感じざるを得ない、つらさも味わったりしつつも、少しずつ、トレセンと光邦さんとか、この活動に強く肩入れして下さった神奈川新聞の記者の方とか、味方となる人たちと出会ってゆき、
 動かぬ山をちょっとずつ切り崩して行くような、作業を文化課の方々や、センターのスタッフとともにやり続けて

 3回目が終わった今、
 アーツ・フュージョンをやめないでくれ、という声がアチコチで上がっている。

 そのことが何よりの褒美だなと思う。

 応援して下さった皆さん、どうもありがとう。


 さて一つお知らせ

 うちのチラシなどのデザインをやってくれている、天才デザイナー、吉野修平さんが三軒茶屋にあるご自身のアトリエで
 
 十の扉座展 という催しを開催して下さっています。どんそれがなものか詳しくは、扉座HPから、飛んでお確かめ下さい。

 明日から日曜日までの開催です。
 ワタシが行けるのは、土曜日の昼間なのですが
 明日のオープニングの夜は、うちのメンバーが数名お邪魔して、パーティちっくにやるはずです。
 
 皆様のご来場をお待ちしております。



 
 
 
 
 
  

   
 
 
 


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