お詫び

 特命希望様の書き込みを読んで、しみじみと思いました。

 我々は良いお客様に、恵まれているなあ、と。
 
 私達は犬飼に対して、特に冷たくしているつもりもないのですが、本人に強い自覚があれば、おそらく避けられたであろう個人的な事故での降板に対して、

 (事故の仔細も、本人が正確に記憶していない模様で、実際のところ何が原因で、何が起きたのか、全貌を確認出来ていませんから、こんなふうな曖昧な報告になってしまうのですが)

 お客様より先に、我々が身内を庇う発言を発するワケにはいきませんでした。

 何より、この舞台を守ることが最重要課題となっていましたし。
 (ここのところは、冷たいと言われても、仕方有りません。プロである以上、最重要課題は、舞台を守ることでありました。これが舞台で起きた事故なら話はまったく別ですが、個人的な事情である以上、犬飼を案じ一喜一憂することより、目の前の舞台をどうするか、それぞれの胸の内はともかく、表向きには皆がそちらに集中致しました。それは劇団にとって、というよりもこの世界に生きている者にとって、おそらく暗黙の了解事項でもあると思います)

 ただ、ご心配をおかけした皆様に対して、丁寧なご報告を欠いていたことを、深く反省し、お詫び申し上げます。

 大変、申し訳ありませんでした。
 
 今後、状況が変わり次第、いろいろご報告出来ると思います。


 いずれにせよ、
  
 犬飼は、今、深い後悔と反省の中にいると思います。
 幸い、その後の経過は、深刻な方に進んではいないようですが、傷の痛みが癒えて行くにつれ、心の痛みが増しているはずです。

 初演から五ヶ月、メンバー達が必死に努力して練り上げてきた、この公演の大切さは承知していたはずだし、そんな中ですでに突然のキャスト変更があり、その対処がいかに大変であるかを、思い知った一人でもあったワケです。

 そんな緊急事態の中で、先輩格として、誰よりも手本を示すべき、立場でもありました。
 今は劇団員に合わせる顔がない、状態でしょう。
 
 そんな中、お見舞いに行って、明るく励まして下さった
 外波山さんの優しさは、犬飼のみならず、我々にとっても大きな救いであります。

 
 今後のことは、一切白紙で、とにかく犬飼が退院して来てから、ゆっくりと事態を検証し、対処を考えようと思っていますが、

 こんなに温かい、声援の声があったことを、何より先に、本人に告げたいと思います。

 どうもありがとう。

 そしてこれからも、変わらぬご声援をよろしくお願い致します。 


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