そして 稽古に入ったのであった

 こうやたかお

 稽古を始めました。見事に、雑多な出演者。
 これで調和がとれたら、ご喝采。
 というか、とらないとイカンのであるが。

 まあ、例によって、何とかする予定。
 で、終わってみれば、すべて必然であった、と今回も言いたいモノである。

 ところで今日、改めて、メンバーの顔を見て

 思えば、私、ラッキィ池田さんが、セリフをいうのを始めて聴いたのであった。

 ここ十年ぐらいは、ずっとスタッフとして、一緒にいろんな舞台を創ってきた人が、今日は向こう側にいて、私に向かって、セリフを言ってるというのが、
 しみじみと趣き深かった。

 そして酒井敏也氏と、セリフの掛け合いをしている図が、非常に贅沢で、くそ可笑しくて、
 これからの稽古に、楽しみが湧いてきた。

 もちろん、他の部分も、面白くなって行くのであるが。

 にしても、ともあれ、無事に船出をし、ちょっとホッとした私であった。

 気を抜くようなタイミングではないんだけどね、
 いつもながら
 書き上げて、とりあえず、読み合わせて

 何とかなりそう、だな。

 という実感を得るまでが、実に苦しいのである。
 そして、今日、その実感があった。

 賀来さんなんか、もう脳内劇場でシュミレーションしてきたイメージ通りだし。
 
 読み合わせただけだけど、終わった途端、ドッと疲れが出た。
 今夜は、やっと、ぐっすり眠れそうである。
 
 にしても、
 終わって、懇親会みたいなことしてる時に、
 賀来さんも、酒井さんも、とても緊張したと仰っていた。

 こんなちっぽけな劇団の公演なんだけどな。
 でも、有りがたいことである。

 良い舞台にしなくちゃ、申し訳が立たぬ、と改めて自分に言い聴かす、私であった。

 
 


 

 
 
 
 
 


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