フライト1時間
松山空港から、1時間なのである。
西風に乗って。
そんなに近い。そして、帰宅。
3週間ぶりに、犬たち3匹に会う。
ドッグイヤーを生きる彼ら、しばし会わぬうちに別犬になっていて、
朝から晩までボール遊びをしなきゃ気が済まなかった、モーも大人びて、ロックに夢中になっており、
とにかく飛びついて甘えていた、最年少のミーちゃんは、ちょっとお姉さんぽくなって、どこか恥ずかしげに、身を隠すように、お母さんの手伝いを台所でしていた。
なんてことはまったくない。
3匹それぞれにギャンギャンと飛びついて、走り回って、たちまちボール遊びが始まった。
感傷に浸る間もなく、東京での日常に帰ったのだった。
東京では『幕末ガール』なんて、まるで一夜の夢のように、どこにも痕跡はなく、
相変わらず人々は慌ただしく行き交っている。
あの四国の、松山の、更に離れた、見奈良の町の利楽村の、420ばかりの劇場でやっていることが、
この東京まで、届いて、噂になる、なんて。
途方もない妄想のように今は思える。
でも、あそこに、確かに、ワシらの魂はあって。
世界に向かって、来年の春、サクラの蕾が、支度にかかる頃まで、叫び続ける。
てか、主に叫ぶのは、残してきた役者とスタッフたちなんだが。
これからも、情報はここでお知らせするので、皆さん、応援をよろしく。
東京にまで、その声を届かせたい。
画像付きのレポートは
扉座HPから行ける、岩本達郎ブログ『酒キチがん平の四国の酒飲み尽くし計画日記』でお楽しみ下さい。
さてワシは、新作執筆の日々に入る。
利楽村でやり遂げて来ようと思ったが、無理やった。
今はひたすら、つかこうへい が降臨し、ワタシに憑依するするのを祈って、机に向かう。