嵐の中、ありがとうございました。
皆さん、ご無事でしたでしょうか。
嵐の中、ご来場頂き、最後までのご観劇、感謝と恐縮の至りでございます。
私も場内にいたので、ドアが開いて、外が見えて、雨と風の音を聞いた時、ゾッとしました。
台風、キライです。
でもそんなこと言ってると、また来そうだな。
頼むから、もう勘弁して下され、と天に祈るばかり。
5号も近づいてるそうな……
いろんな意味で、ヒヤヒヤと崖っぷちの公演です。
F1は、タイヘンです。
つかさんは、大きな試練と課題を残してくれたものです。
しかし、そんななかでも、この公演は、大事な恩人に再会させてくれたり、古い仲間と会わせてくれたり
いろんな喜びを与えてくれています。
今、毎日、劇場に行くのが、楽しみです。
台風なんかに負けてられないのです。
しかしそんななか厚木版『厚木あゆコロ篇』の支度にも取りかからねばなりません。
スカイツリーが、あゆコロになるの?
と多くの方からご質問を受けますが、さあ、どうでしょう。
むしろ私が知りたい。
ツリーの代わりに、あゆコロちゃん が立ってる。じゃあ、話まとまらんでしょうし、ねえ……
何かにつけて、盛り上がりが、東京公演の3割方は確実に増す、ホーム厚木公演での、しかも締めくくり公演は
お客さんが倍以上になるのにも加えて、すっごい面白いモノになると思いますが
さて、あゆコロ をどうしたものか。
正直、この作品をまとめ上げて初日を開けることで精一杯で、厚木のことまで考えてなかったので、
そろそろ、厚木モードに切り替えます。
この小劇場が良いと言ってくれる人も大勢いるんですけどね。
つかこうへい事務所 の時代だね。
せっまい、とこでもやってましたからね。つかさんも。
ライヒ館モレノ なんて小屋があってね。
知ってる人いるかしら。
新宿村スタジオ近くの交差点のビルの地下です。
これはもう、ホントに小さな、ただの地下室。
ここで『三浦洋一ひとり会』ての見ています。
高校生だった頃、決死の覚悟での新宿詣ででした。
往年の名脇役・牟田悌三と日活ロマンポルノにも出てた、泉じゃんが出てた。
古くて、マニアすぎて、もう誰も付いて来られない、見た見た話ですね。
牟田悌三演じる、歌舞伎の女形のオッサンが、色紙頼まれて
「ガッツ」って書くとこで死ぬほど笑ったのを覚えている。
牟田悌三って、テレビドラマのお父さん役とかでよく見てた人の良い感じの役者だったから、そんな地下室でなんか得体の知れない女形姿をさらしてるのが、たまらなく不思議に見えたものよ。
一昨日見に来てくれた、ポスターデザインの吉野さんが、古本屋でみつけたという『つかこうへいによる、つかこうへいの世界』という本をプレゼントしてくれた。
1981年の本。平田満さん編の、作品解説があって、そこには『雪之丞変化』とタイトルしてある。
だとしたら、私とはかなり深き因縁といえるが
雪之丞変化だったのか、アレは。
そこらはまったく覚えていない。
んでその本に、つかさん自身の年譜で、若い頃、俳句をやっていたと書いてあった。
おお、そうだったのか、と今更ながら感慨深い。
宝井其角とか、芭蕉とか、やたら思い入れ深く出てくるには、やっぱり理由があったんだね。
貰って以来、読み耽っている。んで懐かしがったり、新発見して、驚いたり。
最近、すっかりタイムスリップ状態だ。
今日は、昼夜。
水曜のお昼なのに、超満員だって。
暑くなるぞ。
オッサン役者たち、倒れなきゃいいが。
応援してやってくれ、みんな。