70年代 若者が「若者」だった時代
70年代 若者が「若者」だった時代
というホンが、週刊金曜日から出ます。
ここに私が以前書いた、つかこうへいさんのこと。
「つかこうへい演劇の衝撃」という一文が掲載されています。
それはともかく
この本、かなり面白いです。
いろんな人が 七十年代を語っているのですが
そこに現れる人、出来事、
ずいぶん昔のことのようだけど、それが今の時代に確実に繋がっていて、
良くも悪くも、今の土台であり、起承転結でいえば、起と承みたいなもんだったのだなあ、と思います。
その頃、私は子供から、青年に成っていくところで
半分無意識のうちに、その時代の空気を深く吸い込んで、日々を過ごしていたのですが。
その頃の常識がいかに常識でなくなっているか、
ちょっと愕然とし、
時代と共に、こちらも変わって行かなくちゃイカンし、変わってきているのだと、思い知ります。
でも刷り込まれた記憶や、常識はもはやカラダの一部のようでもあり、
なかなか、抜けていかないし、変わらないモノですから
せめて、
作品作りで、新しいチャレンジを続けていこうと思うわけです。
まあ、それが文化芸術の価値でもあるのですしね。
掲載された拙文も、
つかこうへい愛でなく、あの時代につかこうへいがウケた理由というか、
私がハマった理由を、私なりに時代考察をしつつ書いたモノです。
さて、
そんな堅苦しさとは、まったく違う
『端敵☆天下茶屋』
今日は舞台稽古で、明日から座・高円寺で開幕です。
しかしエンタテイメントながら、はっきりいつもの扉座とは異なる感じがあるはずです。
たぶんそれも時代の空気が、そうさせているのだと思います。
大敵 不在の世界の 悪のありさま。
なんてカッコ良すぎるけど、大人の方には、たぶんいろいろ感じて頂けると思います。
では、高円寺にいってきます。