亨さんと野口かおる  

 『つか版・忠臣蔵』の山本亨兄さんと、『アトムからの伝言』の野口かおるクンが
 すみだパーク、マルソウでの公演している
 『ベッド&メイキングス』というユニットの公演出ていた。

 らぶ×3の稽古とセットで、金曜日に行ってきた。
 かなり不条理にして、ナンセンスな笑い の舞台で、亨さんは敢えてリアルにやって、可笑しくて
 かおるクンは、いままで研鑽してきた、異端の精神を輝かせて、可笑しかった。

 思えば、扉座も、なかなか良いゲストと組んでいるのだねえ、と改めて思ったことよ。

 その後、
 扉座推薦の、ビールに料理を付けてセットにすると、なぜかビール単品より安くなることがあるという
 演劇人の強い味方の、中華店

 安安 にて、演劇人宴会をやった。

 おふたりのご友人だという、松本紀保さんまでいて、楽しかったぜ。

 ショーマの川原さんとご結婚なさった女優さん。
 ドラマ相棒に、タカシとともに出てる、捜査一課の怖い顔の川原さんでもあるが、

 三十年のエンゲキ仲間としては、ショーマの川原である。
 
 扉座がかつて善人会議といっていた時代だが、ほぼ同時期に劇団を旗揚げし
 時にライバルとして、切磋琢磨してきた。

 わしと岡森、ショーマ主宰の高橋いさを氏、劇団軍曹・川原氏とは、まったく同じ歳だったはず。

 それがこうして、回り回って、思いも寄らぬところで、ご縁が繋がっているのである。

 ついでに言えば、
 善人会議と、ショーマで、基礎練を正しく学ぼうということになって
 当時、流行っていた、篠崎システムの講習会を、日芸の教室借りてやったものよ。

 真面目なエンゲキ青年たちであった。

 ちなみに、その時の講師が、篠崎光正さんの弟子だった

 林田尚親クン。

 『愚者には見えないラ・マンチャの王様の裸』という愚作の初演にゲストで出て貰った、古い仲間である。

 この人は、先日の、明大シェイクスピアの指導もしていたんだが。
 今はニュースステーションのスポーツニュースの、ナレーションなんかやってる、売れっ子のナレーターである。

 いかん

 つい昔話になってまう。
 しかし、そんな昔話に出てくる人たちが、みな、あちこちで何かやってて、それが絡まり合ってるのだから

 面白い。

 そのうち、八十年代エンゲキ青春期を、まとめようと思う。

 紀保さんとお話してて思い出した。

 当時人気だった小劇場の俳優・女優たちの写真集なんかもあったんだよ。
 善人会議からの登場は、六角と岡森だった。

 ショーマでは、川原氏が出ていたのだ。
 若くして亡くなった、松本きょうじ さんなんかも出ててな。

 いかん
 また思い出に浸ってる。



 

 


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