若者たちへ
学生諸君っっ
28日、六時半開演。
学生無料招待イベント公演、
『無謀ナイト』への応募は、もう済んだだろうか。
一般のお客様の座席も残り少ないこの公演で
君たちのためにせっかく用意した、座席だ。この機会を、どうかムダにしないでおくれ。
お近くに、見せたい学生がいる大人の皆さん、ご紹介をよろしく。
そして、これを観て、何かに目覚めたら、そしてとりあえず、こんなことやってみたいと思ったら、
扉座研究所にも来るが良い。
まさに今、研究生を募集している。
ニューフェイス野田翔太も、一昨年の研究所の卒業生。
私のことも扉座のことも、まったく知らず
ただ大阪で、
ぼくアイドルになりたいわあ、
とぼんやり思ってたところで、
くだらぬ芸能事務所の、ムダなレッスン生になるなら、扉座に行って、本気の芝居習って来いと
『さんまのまんま』などの大御所放送作家、寺崎要さんに言われて、右も左も分からぬまま、上京して来たのだ。
寺崎さんは、大阪で野田のオヤジさんがやってる居酒屋のお客さんだったらしい。
いいかね、テレビ業界の作家さんがそう言ったのだよ。若者諸君。
案の定、翔太は、発声もなーんも出来ない、ド素人からだったけど
今、こうして『幻冬舎プレゼンツ・つか版忠臣蔵』で、浅野内匠頭を演じている。
我ら扉座は、ド素人もきちんと育てる。
そもそも経験と才能は別物だからな。
経験ナシはひとつも恥じる事じゃない。
先行き不透明な時代だ、
若者よ、
無謀をやって、自らの手で道を拓け。
そうしなきゃ、何も変わらないよ。
実は、昔、扉座は公演の初日の前日、学生プレビューと称して、無料招待公演をかならずしていた。
こっちがオッサンになって、もう学生相手でもなかろうと、いつかしらやめてしまったが
その時に、その無料公演を観て芝居にハマったという人は多い。
今度また『アトムへの伝言』に客演してくれる、舞台女優・野口かおる さんもその一人。
これだけは、小遣いがなくても観られたから、いつも楽しみにしてたそうな。
そして大学生になって、早稲田の学生劇団に入った。
今回は、幻冬舎・見城徹社長の強力な支援の下、久しぶりに復活出来たんだが、
木曜日に集まる若者の中に、そういう才能が芽生えることを、大きく期待したい。
ぎゅうぎゅうで、観て貰いたい。
僕らが愛した、かつての、つかこうへい事務所の公演のように、
まだ間に合う、急いで、エントリーしておくれ。
熱い熱い、夜にしようじゃないか。
拡散希望。
