千葉魂

 千葉の美浜では、千葉魂 が2日目を迎えた。

 市民とプロが、混じり合って作るステージ。

 どっちの立場も分かっていて、どちらにも伝わる言葉を持ってなくちゃいけない。
 実はとても難しい仕事である。

 そもそもこの時は、私は愛媛にいることが一年前から決まっていたので、ゲネから公演当日は、私抜きの扉座チームで、まとめあげなきゃイカンかったわけだが

 鈴木里沙と田島幸と、私の手下たちが、どうやらちゃんと仕事をしたようで、一安心である。

 最後はさぞ、盛り上がることだろう。
 
 その場にいられぬのが残念である。
 
 現場に、いる方たちは、どうか素晴らしい出演者たちとともに、裏を支えた里沙たちをねぎらってあげて下され。

 さて
 利楽村は、『幕末ガール』がいよいよ、あと3ステージ。

 今日はドイツ領事というお客様がみえて、今から会食。
 おイネのお父さん、シーボルト先生がドイツ人だから。

 江戸時代はオランダ人しか、入国できなかったから、ドイツ人のシーボルトがいたのは、奇妙なことなんだが
 シーボルトは、オランダ人に成り済まして、やって来たのだ。

 それほど日本に憧れたと言われている。

 ではぜひ、ドイツ公演を、とこちらは勝手に盛り上がっている。
 にしても、一年の公演が終わるのは寂しいもんだ。

 折しも、桜が咲き始めた。

 日本の卒業は、春が似合う。

 利楽村は、菜の花の黄色と桜色が混じり合う、涙の時を迎えいます。
 
 
 
 
 
 
 


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