つか版・忠臣蔵とか、げんない とか。

 秋田角館の『げんない』の舞台稽古に行ってきた。
 今週末に開幕して、来年の年明けまでのロングラン。愛媛から合わせたら、たぶん五百回以上の上演になるんじゃないか。

 なんと幸せな作品か。
 とにかく少しでも回数多く、ひとりでも多くの人に、見て頂きたい。
 それが我々、創る者たちの願い。
 そのためにも、見た人たちが、面白かった、みんなも見に行くと良い。

 と広めてくれるように創らなきゃいけない。
 さまざま『つか版』と重なり、ゆっくり稽古できないんだが、高い交通費で往復するのである。
 ここぞとばかりに、朝から晩まで、ぐわーーーっと稽古してきた。
 
 一年やった愛媛の熟成度には遠く及ばないが、多くのキャストが入れ替わって、極めて新鮮で。しかも源内はじめ、出演者がかなり若いので、かなり違うテイストだ。
 また秋田版として、ディテールに改訂も入れてあり、
 これをまた熟成させていけばどうなるのか、と期待は膨らみ、おもしろがれる。

 まだまだ硬く青い印象だけどね。
 この週末は、ボジョレー・ヌーボ のお披露目と言うところか。

 で『つか版』も進行中。
 こちらも、思いの外、上演回数が伸びている。
 何しろ毎年やってるんだから、スゴイ。
 幻冬舎様のお力添えに依るところ大であるが、せっかく得たチャンスだから、ここで決定版を出して、更に上演を重ねられるような作品に仕上げたいと思っている。

 こちらはメインに変動はなく、熟成のまったただ最中である。
 ビンテージというか。

 ただ、
 何しろスカイツリー落成に合わせて、墨田で上演したという出自の作品だ。

 スカイツリー落成一周年、じゃ話題にもならんし、
 そのまんまというワケにはいかぬ。

 で、熟成しつつも、内容、演出にも変更を加えて、最新版をお届けする。
 出演者もところどころ変わっていて、一部は復帰もあり、内容変更にともなう新キャラクターも登場するし。

 こちらも、扉座三十三年の威信を賭けて、スゴイものにしあげて行くので、ぜひ楽しみにして頂きたい。

 あとね

 これは厚木地区限定なんだけど、
 厚木の文化芸術を、カッヨク広めるための、フリーペーパーを、私が芸術監督を勤める、厚木市文化振興財団で作成した。
 いつも扉座でお世話になっているデザイナー・吉野修平氏と、この年初からガッツリ組んで。
 
 行政が出すモノだけど、行政らしからぬスマートな奴にしようということで、頑張った。
 
 その名も『熱気流』 そう書いて アツギリュウ と読む。
 厚木では4月末からダンススタジオや音楽スタジオがたくさん入った、新たな文化施設『アミューあつぎ』というのがオープンする。
 こちらも私と扉座では、いろいろと手伝い、新たな展開も模索して行く予定。

 岡森くんに紹介してもらって、
 エグザイル・プロフェッショナルジムのワークショップなんかも、オープニング企画に誘致できた。詳細は『熱気流』や厚木市文化会館のHPで。

 そんな厚木で、いよいよ来週開幕します。
 前回の『つか版』は、すみだ公演の後が厚木だった。

 今回は進化版のお披露目が、ホーム厚木である。
 ここから紀伊國屋ホールへ乗り込むという、伝統的討ち入りスタイル。

 盛り上がって参りましょう。
 いよいよカウントダウンです。

 扉座HPからは動画で、出演者のメッセージなどご覧になれます。

 どうぞよろしく。

 
 

 
 

 

 

 
 

 
 
 


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