井之上隆志さんと麻生かほ里さん

 ご安心下さい。
 やるべきことは、もう全部揃っています。
 そろそろ通し稽古にかかろうかという、頃合いです。

 つまり各先生とも、原稿をきっちりと上げて下さったと言うことであります。
 さすがプロ!なのであります。

 ところで、今回、演技部では二人の強力な助っ人に、参加して頂いております。

 井之上隆志さんと麻生かほ里さんです。

 井之上さんとは、今年3月の遊座の「いとしの儚」で、初めて現場をご一緒致しました。
 赤鬼の役です。
 これが何とも素晴らしく、今回、ぜひにとお願いしました。
 つい先日まで、同じくトップスでの道学先生の舞台に出ているのにも関わらず、その二週間後にはこの公演でまたトップスに舞い戻って、全く別なことをやってしまうという、凄いことになっています。
 しかし、面白いんだ、この人が。
 そもそも見た目、私の一回りは上でしょう、て感じなんだけど。
 実は、一個しか違わないのね。
 どんな生き方してきたら、そんなに渋くなれるんですか、と不思議になります。
 でいて、何か妙に色っぽいしね。
 
 もう一人の麻生さんは、私は今回がまったく初めて。
 茅野が、サクラ大戦で、ご一緒して、是非にと口説き落として参りました。
 今回の作品の中で、歌モノ があるので、
 本格的に歌える人を、ということでミュージカルで有名な麻生さんにお願いしたという経緯なのですが、
 結局、歌モノ以外にも、たくさん活躍して頂いております。
 ストレートな芝居も心地よい、美しき大人の女優さんです。

 伴美奈子と中原三千代が、我が軍の大人女子チームなのですが、
 この二人では到底カバーしきれないエリアがあるではないですか。
 賢明な皆さんは、分かりますよねえ。
 どんな領域のことか……
 
 そこら辺を、今回は、麻生さんに一手に引き受けて頂いております。

 8+αの短編です。
 そこに、一同、取っ替えひっかえ、いろんな役になって入れ替わり立ち替わり出てきます。
 はっきり言って、引き出しがたくさん必要です。
 何やっても同じじゃ、しょうがないし、訳分かんなくなっちゃいますからね。

 こういう腕のある人たちに頼んでおいて良かったと、しみじみ思う、この頃であります。

 ところで、今日は、若者たちの演目を初披露致しました。
 並べてみると、新鋭部隊の活躍の場が少ないので、私が一個、特別に彼らのために用意しました。
 
 大人の皆さんが稽古している間に、別の稽古場に行き、
 私が秘密特訓を施して、皆さんにご披露したのですが、

 劇団のベテラン勢や、こんな客演の方達の前で、演じるのが、恐ろしかったらしく、
 あっさりとプレッシャーに負けて、
 
 静かな演劇より、静かなセリフになって、稽古場内にも大事な情報がなーんにも聞こえなくなってしまったり、
 舞い上がって逆の意味のことを言ったり、
 あれこれ、大変なことになっておりました。

 まあ、微笑ましいと言えば、微笑ましいのですが、
 もはや悠長にしていられる暇もなく。

 もしかしたら、皆様にご披露する前に、プログラムから消滅しているかもしれません。
 ガンバレ若者達です。
 
 ちなみにこの場合、安達、新原、ガストンの3人を若者と言っております。

 今、
 えっ、トモは?
 という声が聞こえて来ましたけど、
 とりあえず、今はガンとともに中堅扱いになっています。

 ちょっと家賃が高いという感じではありますが……
 
 そんなこんなで、温かいご声援をよろしくお願い申し上げます!

 明日は、研究所で、
 広井王子さんの特別講義アリ。
 何をお話しして下さるのか、とても楽しみであります!
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 
 
 


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