備忘録

 別にここに書かなくても良かったけど、自分のために。
 日曜日の朝というのは、オッサンにとって、結構深刻なことを討論する時間になってたりするんだよな。テレビ的に……
 でいろいろ、思ったのでね。

 いつか未来に、これを読み返してみて、自分がまったく別人になっていたら、悲しい。だから、さらして書いておく。

 社会情勢が激しく動いている今、物書きとして、考えること、思うことは多い。
 社会人、国民として、為すべきだろうと思うこともアレコレ、ある。
 いつかそれを作品に込められたらいいし、したいとも思うけど

 とりあえず自分の立場を決めておこう。

 凝り固まったイデオロギーは苦手だし、積極的な運動も、どうも気が進まないけど

 今こそ、戦争をしないと、宣言する。
 憲法九条を我らの、絶対的な柱とする。
 臆病者、卑怯者と誰かに言われても、それは変えない。たとえ大事な人の命が理不尽に奪われても、戦争はしないと言う。 
 憲法で決まってるんで、無理なんですと言い訳する。一回、我らはさんざんな目に遭ってるんで心底戦争に懲りたのですと、何度も説明する。
 そして、その憲法を絶対に変えない。

 それぞれの民族が、どんなに時代が変わっても自らの信仰や神話を捨てない感じで、
 だってそうなんだから、しょうがない、という感じで、いいから。

 世界の情勢はそんなに甘くないということも分かるし、欧米との付き合いが大事なのも分かってる。自分たちの大使館ぐらい、自分たちで守れよという主張ももっともだし。
 で、時々、憲法のねじ曲げ解釈とか、拡大利用とか、妙なことが起きるかもだけど
 
 とにかく戦争放棄の憲法は触らないで、おいておいて、
 怪しい解釈で、運用することがあったとしても、とにかく触らず、変な条項とか、付け足しもせず、()付けの特記事項も加えず

 何が何でも、まったく変えずに据え置いて、

 こんがらがった時、リセットするときに、皆で立ち返る、キーポイントにする。
 戦争をしないという、シンプルなアンサーに。

 今の九条は、そのシンプルさがとても良いと私は思ってる。
 それは、こんがらがった時、必ず効力を増してくれるんじゃなかろうか。

 そして今、世の中は限りなく、こんがらがり始めている。
 
 私のコンピューターは時々、こんがらがって大事な作業のさなかに、リセットが必要になったりするんだが
 リセットの復帰ポイントというものは、とっても大事だと痛感するのである。

 ポイントがぶれたり、その度ごとにイチイチ変わると、そもそも何がこんがらがったのかも、よく分からなくなるモノだ。議論はどんどん細分化され、素人と大衆には、付いていけなくなる。

 戦争はしないという決めごとを、つい忘れるようなことがあっても、ちゃんと表メニューに置き続けてさえあれば、我らには正気に戻る場所が生まれる。

 今の世界で苦しみ喘ぐ、不幸な民族、国々は、どうリセットするか、いったいどこに戻れば良いか、きっと分からなくなってしまっているんだ。そうしてしまった責任はきっと我らにもあるんだけど。

 少なくとも我らが、そうなっちゃいけない。

 今ほど、九条が大事な時はないと、私は思った。

 
   
   
   
 

 


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