19期生を募集します!
今までの扉座稽古場は、間もなく閉鎖、取り壊しになりますが、
同じく錦糸町・すみだパークスタジオ内に、新設移転し、研究所を継続します。
訪れる人が、必ず退いていた、ボロボロの稽古場が、けれど我らは大好きで、ソレが良いのだと思ってたんだけど
さすがに近年は、ボロボロの度を超えつつあり、表の道をトラックが走るだけで、なぜか我々の建屋三階がグラグラ揺れる感じになっておりました。
いよいよ、その時が来たと、思うしかありませぬ。
で、問題は、扉座を、どーするか、だったんだけど。
継続なのであります。
しかも新たに稽古場、新設なのであります。
贅沢は出来ないけど、新しいところなので、いろいろとリニューアルもされ、何よりも、夏は外より暑く、冬は外より寒い、という灼けたトタン屋根の下の稽古、という過酷な状況からついに脱することになります。
そして手間暇をかけ資金投入した以上、2、3年で辞めるワケにもいかんだろうということになっているのです。
新しい高級靴を買う以上、足をうかつに挫けんぞ、ちゃんとエイジングの味出しが出るまで、きっちり履き続けて歩くぞ、という決意みたいなもの。
稽古場はエイジングが命です。
ピカピカのスタジオを持ってる養成所とか、やたら美人の受付のいる歯医者とか、ちゃんと仕事していないに決まってるんだ。稽古場は汗と涙で光ってなくては。
歯医者の受け付けは、お大事に、の言葉がごくごくフツーに響く地味なオバサンでいいんだ。またすぐに来たくなる歯医者なんて、ダメだろっ。
で19期の募集です。
この少子化社会において、専門学校などが生徒集めに苦労しているこの時に、扉座研究所の入所希望者がどんだけいるんだ、という不安は増すばかりだけど
やっている育成は、ここ数年、充実化してるとわたしは思っていて
それは、扉座座員で、指導役になっている者たちの、技術、意識の向上が目覚ましいからだろうと考えています。
厚木のアカデミーとか、各地の学校出前授業とか、いろんな専門学校にも講師依頼を受けていたり、市民劇を作り続けていたり
彼らの経験が深まるばかりの昨今である。
34年やってきて、扉座は、分厚い劇団になってる。それはもう、主宰のアタシがしみじみ感心するほどに。
で、若者たちに、今まで培ってきた知識と経験を、誠実かつ熱心に伝える準備がある。
道に迷ってる若者がお近くにいたら、
とりあえず扉座に行け、とアドバイスしてあげてください。
募集要項は扉座HPまで!
